講座の内容・感想

赤ちゃんとママの防災講座の内容

①子育て家庭向け

最初に災害発生12時間シミュレーションを行い、子育て中の家庭にとって何がリスクかを提示します。その後、自宅の安全性、電気・ガス・水道などのライフライン停止時の対策、乳幼児特有のおむつやミルク、避難の考え方などについて伝えます。
どこから手をつけたらよいか分からない方が多いのですが、家族で話し合い、水1本を買い足す、母子手帳を撮影保存、防災アプリを使ってみる、などすぐはじめられる工夫を重視します。

②スマホ200%活用防災

災害時の情報収集やコミュニケーションのための命綱、スマートフォン。普段から正しい災害情報を集めて見分けるコツや、復旧のための記録、受診や本人確認のための手続きに使う知恵をお伝えします。停電時の充電についても、デモンストレーションを行いながら、備えを説明します。
・普段から正しい災害情報を集めるコツ、情報の見分け方
・地震発生時の通信事情、コミュニケーションの工夫
・風水害:避難タイミング判断のためのスマートフォン
・重要書類をスマートフォンやクラウドに保存
・復旧のための使い方(罹災証明書申請)
・停電時の充電問題にはこれ!

親子向け防災講座 参加者の感想

・地震発生12時間シミュレーションにより、災害時のことを実際の状況も踏まえて聞くことができました。すぐできる備えも教えてもらい、取り掛かれそうな気がします。
・日常生活に防災をとりいれる視点が役に立ちました。
・食事の備蓄ばかり考えていましたが、マンションではトイレ問題が深刻と分かり、備えることに決めました。
・自宅の土地がどれくらい揺れやすいのか、火災延焼の危険性などを最初に確認して対策する必要があるとわかりました。ハザードマップなども、家族で確認して、どんなふうに動くかを決めておきたいです。家具固定の大切さもあらためて感じました。
・母子手帳やお薬手帳の活用、スマートフォン撮影が被災後の罹災証明書のために使えること、など知らなかった備えがわかりました。子どもの健康・安全について少し自信がもてそうです。
・避難所にできるだけ頼らずに済むようにという視点が一貫していてとても勉強になりました。在宅避難を想定するきっかけになりました。
・大雨の時の避難を判断するなど役立つアプリを教えてもらい、そのQRコードも配布されてすぐアクセスできたのが便利でした。